友人のありがたさ | 身近ななるほどが集まるブログ

友人のありがたさ

 いくつになっても、人間関係では悩みがつきません。私は、小さいころから人懐っこい反面、強いパーソナリティを持つ人との関係は困難を伴うことが多いです。迷惑もたくさんかけてきたなあと反省。
 それでも、世界でたった一人、私だけが悩んでいるのではないな、と思います。安堵するといってもいい。というのが、先日も、ある中年女性から、こんな話を聞きました。

 主婦である彼女は、最近、人間関係で悩むことがよくあるとのこと。子供ができる前は全くわからなかったけれど、「ママ友」の関係って色々と複雑で、正直辛い時もあるそうなんです。

 ママ友! だれだれちゃんのママ、という呼び方をするあれですね。身近に、ママ友同士のお付き合いが発展して、子供が進学するにつれ、子供同士は遊ばなくなっても、ママ同士、変わらず仲が良いという例があるので、必ずしも悪いきっかけではないと思うのですが、やはりお付き合いは人それぞれ。悩みもそれぞれですね。
 
 そんな辛い時に彼女が必ず連絡するのは大学時代の親友とのこと。う、う、うらやましい~私は、大学時代には親友ができなかった。同じゼミで学んだ人たちとは、何年かに1度会いますが、それは「同窓会」であって、友人として会っているのではないから、そんな終生の友ができただけでも、いい学生時代だったのね、とうらやましくなります。うらやましい、というか、いいねえ。と思う。

 その親友は、結婚して遠方に引っ越してしまったので、すぐに会える距離ではないそうですが、お互い今でも頻繁に連絡していて、彼女は親友に色々話を聞いてもらうだけで、本当にエネルギーチャージできるとのこと。理由を彼女が分析するのに、昔からの知り合いで、彼女の性格をよくわかっていて、いつも適切なアドバイスをくれるからだそう。

 この一文だけでも、いい関係が築けている理由として、多くのことがわかりますね。
 一つは、接触回数が多いこと。人間は、接触回数が多い人に好意を持つそうです。確かに昔から、「去る者は日々に疎し」といいますから、会わない人、接触しない人のことは、考えなくなりますね(かといって、それが即「疎し」につながる、とは言い切れません。)
 次に、話を聞いてもらいたい、という欲求が満たされていること。自分の希望が満たしてくれる人、という安心感は人への好意につながります。これが「自分の希望を満たしてくれない」「自分の話を聞いてくれない」人だったら、彼女は親友への好意を持ち続けられるかわからないと思います。
 さらに、昔からの知り合いで、性格をよくわかってくれていること。自分のことをわかってくれている、という信頼感を相手に持てるということは、そこに間違いなく好意がありますし、「よくわかってくれている」との評価には、想定外の返しは来そうにない、安心して自分の欲しい回答をくれるだろうという楽観的な心持がうかがわれます。これまた人間は、慣性の法則を地で行くように、目まぐるしい変化に対応するよりも、今の状況を維持したいという欲求があるそうですから、彼女が、付き合いの長さに基づく安定した関係を好意的に受け止めていることもわかります。
 最後に、いつも適切なアドバイスをくれるということ。この点、彼女は、他人からの意見を聞く度量があることを示しています。不適切なアドバイスだったら、彼女も受け入れがたいでしょうが、前項により、二人の間には信頼感があることがうかがわれますから、そもそも、親友側も不適切なアドバイスはしないでしょう。

 彼女は、こんな素敵な友人に巡り会えて本当に感謝しているとのこと。私もうらやましいです。友人は人生の宝ですね。

 彼女によると、以前テレビで親友はいますかというアンケートで半数以上の人「いない」と答えていたそうで、彼女は自分が本当に恵まれている、親友とこれからもずっと、ずっといい関係が続けばいいなと話していました。
 
 それほどまでにいえるお付き合いは、人生多くは結べない、というのが私の感想でした。彼女は自分が恵まれているといっていたけど、そのご縁を持って、かつ大学卒業後も維持して来れているのは、ほかでもない彼女と親友の努力によるものだと思います。でも、そこを感謝できる心の持ち主だからこそ、こんな素敵なお付き合いが続けられるのでしょうね。いいお話ね、これからも末永くお付き合いが続きますように、と願うお二人でした。

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